【映画感想文】「ダンボ 」ティム・バートン

「Fly Dumbo, fly(飛んでダンボ、飛ぶの)」

私が大好きな監督、ティム・バートンの映画。
日本初、タイ行きの飛行機の中で見て感動したのを覚えてる。懐かしい。
小さな画面であんなに心震えたのだから、巨大スクリーンだと感動はより大きいのだろうと思った。
さっそく近所のレンタルショップでDVDを借りてきた。

巨大、とまではいかないが、自宅の大きめなテレビで見る「ダンボ」はやはり素晴らしかった。

ディズニーアニメとして既に有名である「ダンボ」。私の憧れはこんなアレンジを加えるのか。
実写であることを知ったときはなんだか釈然としなかった。
私なら「コープスブライド」のようにストップモーションアニメで制作すると思う。ゾウさんに罪はないのだけどね。

しかし私は所詮シロウトだったのだ。偉そうなことを考えたことを謝らせてほしい。
ティム会えるなら土下座だっていとわない。いざ会ったら、人ミリが爆発して挙動不審になるのは目に見えているけど。
それはまあ、しょうがない。

さてまずはダンボの話をしよう。
ゾウさんのリアリティーは保ちつつ、細かい表情の変化で私たちに感情を伝える。
言葉を話せなくても、その潤んだ瞳を見るだけで全世界がゾウさんの虜になるだろう。
てか、シンプルに可愛い。とにかく可愛い。
 
あとは俳優についても少しだけ。
「ミスペレグリンと奇妙なこどもたち」にも出演した、エヴァ・グレーンはもちろん素敵だ。
しかし私はヴァンデヴァー役のマイケル・キートンに注目してほしいと思っている。
ゾウさんが大好きなマイケル。彼の演技は芸が細かい。思わず顔がにやけてしまうほどだ。
細かい演出は監督のアイデアなのだろうか、それとも俳優側なのだろうか。
今度マイケルと一緒に「ゾウの鼻テラス」でピザを食べたときにでも聞いてみるとしよう。

余談だが、同監督作品の「ビッグフィッシュ」が好きならば「ダンボ」も気に入ると思う。
まだ見てない方は、ウォッチリストに加えてほしい。

本編は冒頭からディズニー好きであれば聞き覚えのある音楽がアレンジ版で楽しめる。
時間がある方にはディズニーランドに行って、ディズニーアニメを観てからの鑑賞を強くおすすめしたい。