【翻訳作業】 字幕が合わないのはどうして?後半

さあ、後半もがんばりましょう!

目次

【1】私が使っているソフト
   CANVASs NetSSTG1
   Wondershare UniConverter 13

【2】原因を考えよう
 ●フレームレートが間違っている
   そもそもフレームレートとは何なのか
   どこで確認できるのか
 ●設定が間違っている
   はじめの設定方法
   srtに出力前の設定<23.98フレームの場合>

【3】本当にどうしようもないときは
   システムに連絡する
   お客様に謝罪

原因②【設定が間違っている】

正しいフレームレートが分かったところで、翻訳の作業を始めましょう。
翻訳作業を始める前にフレームレートを間違っていると、訂正が面倒だと思いますのでお気をつけてください。

フレームレートに関する基本設定は2つです。

一つ目はソフトを開けたら一番初めに行う設定です
その方法は下記の通りです

1.動画をダウンロード後、[設定]から[映像とタイムコードの同期]をクリック
2.設定画面が出たら映像上のタイムコードを入力し、フレームタイプを選択して[OK]をクリック>


ちなみに、SSTG1で設定できるフレームレートは【30Fr DF、30NDF、25FR、24P】です。

これ以外の動画は扱えません。
すぐに、フレームレートを変更できるかお客様に確認しましょう。

そして、二つ目はsrtに出力前の設定です。
下記が基本的な翻訳方法です。

全ての翻訳作業が終わったあとにも注意が必要です。
下記が基本的な翻訳方法です。

1.[エクスポート]から[Sub Rip Text]を選択
2.出力ファイル名、出力場所を設定の上、[OK]

どのフレームタイプも同じような感じ?

基本的にはね。でも一個だけ注意が必要かも。

「23.98」のときは注意が必要です。

私も長い間これには苦労させられました。
この設定を間違えると、ちょっとずつ字幕の位置がズレて、大変なことになります。

当時は訂正方法が分からず、泣きながら調べたのを思い出します。

23.98フレームのmp4で作業される場合、24Pでsdbファイルを作成する必要があるそうです。
そのためには、[詳細設定]タブから下記の設定にする必要があります。

・タイムコードを実際の時間に変更
・フレームレート(24P向け):23.976

私の使っているSSTG1は、srtを[sub rip text]でエクスポートします。
中身はタイムコードではなく00:00:00:000形式の「実時間」を表記するルールになっているようです。

タイムコードと実時間とでは時間を表す際の単位が異なるため、
同じタイミングを表す場合でもタイムコードと実時間では数値にズレが出ます。

動画が進むにつれこのズレは大きくなり、結果的に見苦しい字幕となってしまう、というわけです。


本当にどうしようもないときは

システムに連絡する。これが一番です。

私の場合ですが、
三連休の日曜の13時頃に問い合わせて、翌日(平日)の11時半に返信が来てました。
わりと早いなと思いました。

もっと早く連絡すればよかったです。ちなみに疑問のほとんどは 「よくある質問」で、わりと解決します。

それでもどうしようもないときは、すぐにお客様に連絡しましょう。

お客様と相談の上、依頼をキャンセルするのか、できる範囲までやるのかを決めなくてはいけません。